本当に伝えたいことはなんですか?
本当に伝えたいことはなんですか?
地域資源コンサルタントを志して沢山の資源に触れる際に意識していることは、【この資源は何を伝えるべきか】という視点で接しています。
そして、その伝えるべき特徴が資源からそもそも伝えていない、あるいは伝わっていない、もしくは他と一緒で差が分からない。
そんなことがまま見受けられます。
消費が生まれるのは、その商品の持つ価値やストーリーをしっかり伝えた結果なんです。
全ての生産者さんは一生懸命研究され、愛を持って作り上げ、何度も何度も試行錯誤を重ねて完成させた資源です。
でも、それがちゃんと伝わらない。なぜなんでしょうか。
2018年度ジャパンブランド確立委員会の仲間たち
価値をちゃんと伝える
思い出したことがあります。今年2月に青年会議所の会議で大分県中津市と宇佐市に赴いた時、宇佐神社そばのお土産物屋さんとお食事処が併設された観光施設でのできごとでした。
20人位で食事していると、店員さんのおばちゃんとおじちゃんが、
いきなり
『これ食べて~』
って、色んな佃煮系のご飯のお供を器に入れてってくれるんです(笑)。
さながら、デパ地下の試食を食べてってもらう作戦と言ったところでしょうか。
ばっちりなタイミングは写せなかったのですが、日曜日の一大観光地に、このスーツだかりの中年が20人程で食事をしている最中に、おじちゃんとおばちゃんが佃煮片手に繰り出す異様な光景(笑)。
何事!?
と思って地元以外のメンバーは驚いていましたが、いただくとこれが本当に美味しい!!
佃煮系って色黒く炊いてあるので大体味が想像できてしまうのと、他のモノとか地元で食べるモノと差がないだろう。って、先入観があったんですよね。
もう一回言いますが、本当に美味しかったんです(笑)。みんな口を揃えて言ってました。
また、おばちゃんらも【ご飯と一緒に食べてもらうのが一番伝わる】ってことを知ってるんですよね~。小憎い演出です(笑)。
その後は、想像がつきます通り、みんなお土産として買っていかれました。
もちろん僕も
【あの人に食べてもらいたい!】
って思って買いました。
しっかりその手には購入の証が(笑)
伝わるから買う
すんごい販促方法ですよね。
ちゃんとお土産コーナーでも試食販売はあるんですけどね。多分試食もしなければ手に取ることもなかったと思います。
ご飯の時に持って来ていただいたから、しっかり伝わったんです。
【買う理由】が。
今日も最後までお読みくださってありがとうございました。
編集後記
青年会議所で活動をご一緒させていただきました税理士の川村卓也くんから、近江八幡産のぶどうを頂きました!
近江八幡でぶどうは記憶の限り初めてだったので、とても楽しみにして頂きました!!
香りも豊かで果汁がとっても多く、本当に美味しいぶどうでした!!
これが近江八幡の町おこしに一役を担う日は近いのではないでしょうか!
本当にありがとうございます。美味しくいただきました。