価値を高める方法②
価値を高める方法②
行き詰ったという状況を、わかりやすくお伝えすると【手段がなくどうしたら良いかわからない状況】のことを言います。
それは今までのやり方で捉えていて、成功してきた手法に頼ってしまっている状況です。
どうして息詰まると感じるのか。それは新しい状況に対応できない過去の手法でしか図っていないからです。
時間は流れ周りが変化し問題も変わっているにも関わらず、解決する方法を過去の体験から模索して当てはめようとするのは、無意識に楽な方に流れてしまう習性があるからです。
究極のコンサルタント養成講座9期の仲間の矢里くん
価値を高める方法②
ぼくの地域資源の定義として、モノやサービスの本当の価値やストーリーに共感されることを意味しています。
そこで価値を高める方法として、一つの検討すべき方法をご紹介します。
【あなたの取り扱っているモノやサービスのライバルを見直す】
です。
例えば飲食店でのお話し。
地域資源コンサルタントとして、もちろん飲食店自体が地域資源であると捉えています。
広島県のお友達が経営されておられる飲食店のコンセプトは何と言っても広島カープです。
広島カープがセ・リーグ3連覇を祈願してのイベントをされる告知をFacebookで見ました。
週末の広島戦を大きなモニターで鑑賞しながら、食事やお酒が楽しめるお店でいつもいっぱいだそうです。
地元の広島カープファンと一体感を味わい、喜怒哀楽をライブで楽しめるお店。まさに地域資源を取り入れられた事例で、本当に楽しい時間が過ごせるお店です。
【板前渡世 いろはのゐ】さん。☎︎0849317351 もしくは、https://irohanoi.jp/
ライバルを見直す
例えば、このお店の価値を高めるためにライバルを見直す方法を検討すると、
このお店のライバルは、いったい何でしょうか?
『同じ価格帯で、同じコンセプトでしているお店』でしょうか?
地域資源は【本当の価値やストーリーを見出すこと】であるから、ライバルは同業他社ではありません。
同業者からお客さまを奪う結果では、その飲食店がモノで売っている発想から抜け出ることは決してなく、それはあくまでも差別化の範囲となってしまいます。
この場合、価値が高まるライバルとして定めるべきなのは、【広島球場】や、または【家飲み】がライバルになるのです。
具体的なアイデアの検討方法
どういうことかと言うと、広島球場の臨場感を生み出すことがお店のコンセプトであり、もしくは家飲みのリラックスした空間がコンセプトだからです。
まずは広島球場をライバルとするのであれば、本家広島球場より一体感や臨場感を生み出す方法はどんなことか。を考えることです。
ユニフォームを着られた店員さんが広島球場で使われている本物の背負いのビールサーバーでサービスしたり、これから広島ファンになってもらうために野球のルールや、試合に出ている選手紹介の紹介、そして選手登場時の応援歌を歌える仕組みを作ることで、広島球場にいるかのような疑似体験をしてもらうことが勝負になってきます。
また家飲みをライバルとするのであれば、家よりリラックスできる方法はどんなことか。を考えることです。
例えばスッピンでも来れたりする工夫や、靴を脱いで立膝で観賞が許されたり、片付けしなくて、家よりリラックスできる方法を考えることが大事になります。
その他にも時に本物の広島カープの選手をお招きしたり、未来のカープ選手となるかもしれない甲子園に出場した高校球児を招いてのイベントをしたりするのも、このコンセプトにそって独自の価値を見出すことができたりするんですね。
※画像はイメージです。赤いヘルメットに見立てたトマトときゅうりのバット(笑)
こういうカープにちなんだメニューも素敵ですよね。
価値を高める方法の一つに、ライバルを見直してみる。という方法のご紹介でした。
行き詰ってしまった時は、新しい手法として参考にして下さいね。
今日も最後までお読みくださって、本当にありがとうございました。
編集後記
昨日のセミナー会場では、予祝合宿でご一緒だったけんちゃんと、2016年度近畿地区で同じ張本釜の飯で育ったヤーリーと再会することができました。
それぞれの夢に向かって真剣に学べる幸せ。これからも本気で学びを進めて参ります。
福島塾の先輩であり、大嶋啓介さん主催の予祝合宿でもご一緒の仲間のけんちゃん!!