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お客さんと売り場を変えちゃえ!!

お客さんと売り場を変えちゃえ!!

いきなりですが、今の売り方がベストなのでしょうか。

購入する理由を伝え、商品の持つ本当の価値やストーリーに共感されている商品であっても、パッケージを変えることで、お客さんと売り場が変わり商品価格を上げることができます。

日用遣いのインスタント味噌汁

徳島県のパッケージ松浦さんの社長である通称松さんのセミナーを受講してきました。
エクスマ視点でご自身のパッケージ業界を分析し、売り上げが上げることができるパッケージの製作で定評があり、商品の持つ本当の価値を伝えることができるパッケージマーケッターであり、ぼくが大変尊敬しているお一人です。


インスタント味噌汁について、通常の販売価格は1食47円ほどでした。これをミカタを変えて愛媛のお土産にできないかと考えた結果がこちら。


ギノー味噌のお土産パッケージ
愛媛県のお土産になったお味噌【ギノー味噌】

お土産アイテムとしてのインスタント味噌汁

日用遣いのお味噌というミカタから、【思い出を売る】という形でコンセプトを変えられました。
手法としては、お味噌を箱詰めにして愛媛を代表する写真にパッケージにして、郵便切手140円を貼りポストに投函することで全国の方にお送りできるという工夫。
旅先でポストカード買ってご家族やお世話になった方に送るあの形式のものを、地域のお味噌汁を送るというアイデアです。


何と!2食で270円で販売!日用遣いと比べ3倍以上の価格でも売れるというもの。
140円の切手を貼っても合計410円のお土産です。

想定の一人へのお土産予算は500円程度。予算の範囲も適切に捉えており【安い!】という感覚でお買い求めされるそうです。

お土産の価値

この場合のお土産の本当の価値は何か?と言いますとトークツールです。
こんな所に行ったんだよ。というお話しするためのアイテムです。
140円で郵便配達され、郵便受けから取り出した方は面白がっていただけ、SNSなんかも投稿してもらえる行動がデザインされていることが分かります。

この様に、日用使いの商品から、売り場を変え、お客さんを変えることで商品価格が上がり、さらに販路も増える。そしてお受け取りされた方の喜んで下さるんですね。

ぜひ今一度取り扱っておられる商品やサービスの売り場を変える工夫を検討することも大事ではないでしょうか。


今日も最後までお読み下さってありがとうございました。


パッケージ松浦の松浦さん
パッケージ松浦の松浦さん

編集後記

ちょうど一年振りに松さんのセミナー。今まで3回目の受講でしたが、ブラッシュアップされておられ大変気づきの多い時間となりました。

このお味噌汁の件も以前にも聞いた内容であり、以前はそういう売り方があるのか~。という程度の認識で手法として位置づけで学んでいました。

しかし今回は、売り場を変えるという点が引っ掛かることができました。実はこの話の本質は郵送できるパッケージが大事ということではなく、一度極端に視点を変えてみることが大事だということだと気づきました。

以前、広島県の居酒屋さんのライバルを変えてみる。ということをブログにしました。それと同じことでありますが、売り場を変えてみるというぼくの視点を変えて下さる素晴らしい気づきをいただくことができました!

しばらく松さんのセミナーでの気づきのブログが続きそうです(笑)

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