空き家は地域資源になる②
空き家は地域資源になる②
古民家についてこんなニュースが入ってきました。
滋賀県蒲生郡竜王町にある谷口工務店さんが、大津市の一帯にある空き家となった古民家7棟を改装し旅館として生まれ変わらせたニュースです。
滋賀県「商店街丸ごとホテル」始動 町屋改装でシャッター街に賑わい取り戻せるか
2018.9.26 15:44 産経新聞iza 配信
https://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/180926/ecn18092615440012-n1.html
主に外国人旅行者を受け入れるため、古民家という廃屋をリノベーションして旅館をオープンされ、日本の古き良き町家の体験ができる地域資源と生まれ変わりました。
日本旅行株式会社のカリスマ添乗員である平田進也さんにお話を伺った時、訪日外国人が日本に求めるのは、モダンラグジュアリーより圧倒的に日本人の生活体験であると仰っておられました。
歴史という生み出すことができない価値を最大限に引き出された古民家リノベーションは、地域資源の有効活用された好事例であり、滋賀でしていただいたことを本当に嬉しく思い、今後ますますファンが増え、まちのシンボリックという価値を見出していくのではないかと感じました。
沢山の出会いのなかで本当に嬉しかったお一人平田進也さん
地域課題を解決することが全国ブランドになる秘訣
記事にもあるのですが、古民家という価値を見出さない限り単なる廃屋となってしまいます。谷口工務店さんの取り組みは、それらが持つ価値を活かして商店街をまるごと旅館として活用するところが素晴らしいと思います。
実際のお部屋までの道程にある商店や飲食店を見てまわることができ、旅行客にとって宿泊する楽しみを増やすとともに、その地域の方々にとって商店街を活況つかせるための工夫が施されています。
地域の課題を解決ための工夫は、地域に歓迎され相乗効果が生み出されるという地域資源を全国ブランドにする最も有効な工夫であります。
今後は、その商店街の全体で一つのストーリーを生み出し、そのストーリーのファンに発信していくことによって、価値がどんどん高まっていきます。
ぜひ、皆さまが持たれている資源が地域の課題解決と絡めことを工夫に入れてみて下さいね。
参考になれば幸いです!
今日も最後までお読みいただいて、本当にありがとうございました。
編集後記
昨日今日と空き家についての記事が社会を賑わせました。不動産は地域課題を解決するための資源として、最も貴重な資源であります。
大量生産大量消費の時代によって競合他社との差別化が続いた経済はもう終わっています。
これからは競争から共創の時代へと変化し、まったく違ったものとの組み合わせによるイノベーションが新たな価値を作っています。
その共創社会の基礎となるのが、コミニティーでありその器が不動産であります。
自分自身の価値(経験)は不動産にかかわることでした。この恵まれた機会に自分自身を地域に貢献するか。そんなことを考えた二日間でした。
著者ご紹介

岩渕 誠 1980年11月3日生まれ
滋賀県近江八幡市生まれ
2016年に青年会議所近畿地区協議会にて地域資源を全国ブランドにするための事業の責任者を機に、地域資源について研究を始めました。
消費理由の分析から地域からの応援に至るブランディングのメゾットを開発し、地域を盛り上げるため日々取り組んでいます。
商品開発や改良のお話しなど、ぜひ話を聞いてみたいと思っていただければ
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