どっちでも良いって言うけど、しといた方が良いね。ってよく言われます。Vol.2
どっちでも良いって言うけど、しといた方が良いね。ってよく言われます。Vol.2
おはようございます。
GW明けの月曜日が結構ハードで、自宅に帰れたのは、日付変わって午前3時30分でした。
でも!連休明けでまだまだ気力十分です!!
それにしても、タイトルの表記がブサイクのまま、、、。
違うタイトルにしておけば良かったかな(笑)
今日は相続のご相談に来られる方が良く感想として言われる、『しといた方が良いね。』ってお話のVol.2です。
主に、放置しておくと起こり得る大変なことをご紹介いたしますね!
【どっちでも良いって言うけど、しといた方が良いね。ってよく言われます。Vol.1】では、相続登記の義務が無いため、してもしなくても良い訳ですが、されることを躊躇される方の理由をお書きしました。
躊躇してしまうお気持ちあるある
- 費用が掛かる
- お金に直結することだから言い出しづらい
- 親族と連絡のやりとりをずーっとしていないから、どこにいるかわからない
という理由が主だっているとご説明いたしました。
放置しておいて、ドエライことになったあるある
これからご説明する大変なことになったことは本当にあったことで、実は誰にでも起こり得ることであります。
1.ご親族の経済状況が良くなく、借入先から相続財産を競売にかけられた。
2.相続人である親族が亡くなり、甥姪と相続の話をしなくてはならなくなった。
3.祖祖父の名義のままであったため、膨大な相続人との話し合いが必要となった。
などがあり、これらはほんの一部でしかありません。
さらに実際には、これらのことが単発の問題としてだけでなく、1つの事案で複数の問題を抱えていることもあります。
1.ご親族の経済状況が良くなく、借入先から相続財産を競売にかけられた。
お金に直結する内容だったので、兄弟間で誰も相続財産を分けるお話を言い出せなかったため、その後に相続人であるご親族の経済状況が知らないうちに悪くなってしまい大事になる事案です。
分ける予定だった相続財産を借入先から競売にかけられてしまい、全く知らない第三者がその経済状況が悪くなった相続人の相続分を落札されてしまい、落札した第三者の部分を、他の相続人の方が余計な費用を掛け買い戻す事案というものもあります。
2.相続人である親族が亡くなり、甥姪と相続の話をしなくてはならなくなった。
ご兄弟間では相続財産を暗黙の了解で分ける理解をされていましたが、手続きをされないうちに相続人であるご兄弟のお一人が亡くなってしまい、事情の知らない亡くなったご兄弟の妻や子供たちと財産を分ける話をする必要がでてしまい大事になる事案です。
兄弟間や亡くなった方との間にあった事情の知らないご親族を交えてお話をする場合、なかなか当時の背景が理解できないため、単純に法律規定を持ち出し権利を主張されることが多く見受けられます。
相互の主張が平行線を辿ることもしばしば。もともと相続される方が補償金をお支払いされたり、裁判所に解決を求めることもあります。
3.祖祖父の名義のままであったため、膨大な相続人との話し合いが必要となった。
2.相続人である親族が亡くなり、甥姪と相続の話をしなくてはならなくなった。
と同じ様な事案ではありますが、3代さかのぼると相続人の数が20人から30人に及ぶこともあり、全く面識が無い相続人の方や、連絡がつかない相続人の方がいらっしゃったりで大事となる事案です。
これらの調整に半年以上の時間を要したり、費用についても、単発の相続手続きではなく、複数分の相続手続きになってしまうため、膨大な書類などの準備が増え、費用が高額となってしまいます。
これらの結末・・・
ご説明しました通り、これらの大事となるケースはまだまだほんの一部であります。
このような事案の解決には、時間と費用が多分に掛かってしまうため、やむを得ず手続きを中止されることもあります。
そうなりますと益々大事になってしまうのですが、不動産を売却などの処分もできず、どうしようもできず立ち行かなくなることとなってしまいます。
なので僕たち司法書士は、その都度の相続登記のお手続きをとられることをお勧めしております。
そして、ご相談者さまからは、『どっちでも良いって言うけど、しといた方が良いね。』ってよくお言葉を頂きます。
最後までお読み下さって、本当にありがとうございます。
内容にうなずける部分があれば、ぜひ『イイね』を押して頂ければ、これからも頑張れちゃいます!!