日本酒のイベントを盛り上げる方法
日本酒のイベントを盛り上げる方法
10月1日は日本酒の日ということで、日本酒で10,000人と乾杯する事業が滋賀県下で華やかに行われていました。
県下33の酒蔵が集いこの日のためのお酒も振舞われる会場もあり、僕のFBでも大変な賑わいを見せていました。
イベントが地域おこしに要因になるためには、さまざま方法がありますが、いくつかご紹介をいたします。
その一つがレーンチェンジ。
【恒例となっているものの主役を、別のもので代用するという手法】のことで、博報堂さんが提唱されておられマーケティングの手法です。
例えば、乾杯時のビールをハイボールに変え、新たなニーズを生み出し、食後酒から食中酒へと市場を獲得していった方法。
カーナビの機能をスマホですることで、運転時から公共機関の乗り換えから歩行までの新たな市場を創り変えていった方法。
電動歯ブラシを衛生商品から、コンパクトにそしてお洒落にリデザインして持ち運んで使うエチケット(お化粧)商品へと変え、新たな習慣を生み出し市場を創って行った方法。
です。
滋賀地酒10000人で乾杯 滋賀県酒造組合さまHP参照
https://shiga-jizake.net/festa/10000-2018
日本酒乾杯で1万人をレーンチェンジ
日本酒乾杯を多人数で行うという今回の事業、地域資源コンサルタントとしてどんなレーンチェンジをするかと考えてみました。
まず初めに本来の目的を外すことは禁物であり、クライアントさまの希望を叶えることが第一です。しかし、クライアントさまの中には手法が目的になってしまっていることがしばし見受けられます。
この1万人で日本酒乾杯イベントでは、『1万人で乾杯すること』が目的ではなく、日本酒の見直しと、消費推進が目的であり、目的を達成するための1手法が当該イベントであると思われます。だから、このイベントの後にも日本酒消費が向上され、継続されることが必要となります。
そんな手法となるレーンチェンジで考えてみました。
対象となる馴染みあるイベントとして乗っかる(笑)べきは、ボジョレーヌーボー解禁日を推奨します!
ボジョレーヌーボーの解禁日は個人が自主的にイベントを行うまでに発展
ボジョレーヌーボーの体験価値
ボジョレー解禁日も年一回のイベント。この日本酒の日も年一回。
同時刻に乾杯する手法は全く一緒です。だからこそボジョレーの成功工夫を取り入れるべきだと思いました。
そこで、ボジョレーには特別感があります。それが人を毎年その日が近づくとワクワクし、楽しみになり、生活者さんが独自にイベント(飲み会)を企画するまで浸透し発展していきました。
その特別感とは何か?
それは【その日からしか飲めないお酒】という特別感です。
初物という手法は他にもあります。漁業や初競りがまさしくそのプレミア感(特別感)を生み出しやすいんですね。
この日本酒の日に合わせて、毎年封を切る企画を日本酒の組合さまが作り上げることによって、国内だけでなく世界にも消費を推進でき、毎年恒例になり、自主的に企画されることになるではないでしょうか。
もし組織が大きくて動かないのであれば、滋賀県や湖北湖南湖西湖東など地域単位のオリジナル企画として作り上げていくことであれば、ぜんぜん可能です。
もしかして、滋賀から発信された世界的イベントになるかもしれないですね。
ぜひ、こういったレーンチェンジという便利な手法を取り入れて、ぜひ日本酒を盛り上げて行って頂きたいと思いました。
今日も最後までお読みいただいて、本当にありがとうございました。
編集後記
2日から福祉正伸先生による究極コンサルタント養成講座が開講され、いよいよに迫りワクワクしています!!
しっかりと学び、地域資源の有効活用からクライアントさまをしっかりサポートし、地域から日本を元気にしていきます!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
著者ご紹介

岩渕 誠 1980年11月3日生まれ
滋賀県近江八幡市生まれ
2016年に青年会議所近畿地区協議会にて地域資源を全国ブランドにするための事業の責任者を機に、地域資源について研究を始めました。
消費理由の分析から地域からの応援に至るブランディングのメゾットを開発し、地域を盛り上げるため日々取り組んでいます。
商品開発や改良のお話しなど、ぜひ話を聞いてみたいと思っていただければ
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