感動の反対は単純な効率化!!
感動の反対は単純な効率化!!
経費削減って本当に血の滲む努力だと思います。
でも効率化を考え過ぎて、大事なものを見落としていませんか。
感動の反対が単純な効率化だと確信しました。
それはお客さまのためになっていないからです。
券売機の設置
今日は事務所のスタッフを連れて、近所にあるよく行く食べ物屋さんでランチをしました。
そこには3週間前には無かった券売機が設置されていました。
写真はイメージです。
操作に戸惑いながらも、無事購入して美味しく食事をすることができました。
でもお店での満足感が減ったんです。
それも券売機のせいで。。。
券売機設置による効率できた点
券売機のお陰で次のメリットが生まれました。
・レジでの接客が不要になり、人件費が削減できた
・オーダーを取る接客が不要になり、人件費が削減できた
・オーダーを取る接客が不要になり、オーダーミスが無くなった
・テーブルにメニューの設置が要らないので、食器の片付けの際にメニューを拭く作業が無くなった
・テーブルにメニューの設置が要らないので、そもそもメニュー作成費が削減できた
こんなところでしょうか。
諸々を金銭化していけば、券売機導入のコストも直ぐに元を取れそうで、良いことづくめに思えてしまいます。
お客さまが望んでいること
お店サイドの視点に立つと、券売機の効率化は本当に素晴らしいアイデアだと思います。
でも、お店側の視点は、決して食事を楽しむお客さまの視点ではありません。
効率化されたメリットで食事を楽しむお客さまとの共通のメリットは、実は何もありません。
つまり食事を楽しむお客さまが本当に望んでいることとは異なるんです。
食事を楽しむお客さまとしては、
お店のスタッフとの会話や、笑顔、そしてレジでのお釣りを渡す際の思いやりなども期待しています。
接客のご挨拶に、とっても気持ちの良い言葉を掛けて貰えるだけで印象が良くなります。
メニューが汚れていた時のフォローでも、お客さまに感動を与えるチャンスもあります。
領収証を作成する際に、お客さまの顔とお名前を覚えることによって、深いつながりを持つチャンスでもあります。
食事だけではなく、空間や思いやりの全てが感動する演出でありますが、券売機によってどれだけその機会が失われていました。
それは単なる食べ物を提供してるお店、つまり共感が得られないモノを売っている発想に基づくからであり、お店自体の価値を提供していない表れであります。
特に、このお店にはとっても素敵な女性のスタッフさんがいるのですが、今日は接客してもらえず残念でした(笑)
一番良いことは
効率化は良いことだと思いますが、効率で改善できた部分を、次はこの接客のために還元することが大事であります。
経費削減ももちろん大事ですが、一番大事なのはお客さまを感動させることだから。
今日も最後までお読み下さってありがとうございます!
講演のお知らせ
平成30年1月は2回の講演があります。
来て下さる方に喜んでもらえるように、今から楽しみです。
1月27日(土)
和歌山県和歌山市で講演をさせて頂きます。
ぼくも在籍した公益社団法人日本青年会議所近畿地区協議会2018年度持続可能な近畿確立委員会の中山吉典さんから依頼の講演です。
テーマ『地域資源のみかた』
1月28日(日)
滋賀県近江八幡市で講演をさせて頂きます。
地域おこし協力隊の的場保典さんの主催での講演です。
ぼくの地元での講演。本当に楽しみです。
テーマ『地域資源のみかた』
こちらは一般の方もご参加いただけます。
良かったら、参加して下さいね。
詳細はこちら
https://www.facebook.com/events/348462315629473/