滋賀県近江八幡にある司法書士事務所です。ご相談はお気軽に。

質問の本質

質問の本質

コンサルタントとして、クライアントさまからいただく質問の本質を捉え間違えると、事業自体の本質を見間違うことにつながります。

何を当たり前のことを。と思われるのですが、これが結構難しいことなんです。

質問の本質を捉えることは、コンサルタントや上司、プロジェクトリーダーと相手の方との信頼の基礎となり、そして地域資源の活用に欠かせない要素になります。

質問の表層

司法書士としてもそして地域資源コンサルタントとしても、種類を問わず本当に多くのご質問を頂きます。

ぼくたち質問をお受けする専門家は、質問の類型化を脳内で自動的にしてしまっています。ホームページにある【よくある質問】ってやつを脳内でしています。

その類型から答えを質問に合わせご回答しているのですが、その答えに相手の方に全く響かないことがあります。


そこでぼくがやってしまう間違いが、このクライアントさんはこういうことが聞きたいのだろう。という自己解釈を経てお答えしてしまうことがあります。つまり経験値が思考を停止させる弊害になることがあります。

でも、それは的を射た回答なのでしょうか。
その回答によって、信頼関係を築くチャンスを失くしてしまっています。


質問の本質
質問の本質を捉えることが信頼を築くために必要なこと

質問の本質

質問には実は質問者さんの深層にある不安事が含まれています。

質問を下さる人は、基本的に【何が分かってないのか分からない。質問する言葉が適切かどうかわからない。】そんな不安の中でお聞き下さることがほとんどです。


なにが、なぜ不安なのか。なぜ質問してきたのか。という質問の根本原因をしっかりと感じ取ることによって、本当の答えと言い回しが見つけることができ、結果、信頼関係を築くことができます。

それが質問の本質であり本当に解決したい悩みごとであったりします。


例をあげるのであれば、クライアントさんから頂く質問に【よく操作方法がわからない。】があったとします。

この質問の表層は、【操作方法が知りたい。】ということでありますが、
一考頂きたいのは、質問された方の状況や質問者さんとの関係性などの背景を考慮することが大事になります。


それは、初めてのお会いしたクライアントさんであれば、

質問の本質は、【あなたとは信頼関係ができておらず、どうしたら良いか不安です。】という悩み事かもしれません。
ある程度信頼関係ができている間柄であれば、
質問の本質は、【操作方法の調べ方を聞きたいのか、操作方法自体が聞きたいのか】という悩み事もあるのではないでしょうか。


クライアントさんとの関係性や状況によって、答えるべき内容が変わってしまうのですよね。信頼関係が無いなかで、いわゆるよくある質問に対する答えをしていては、強い信頼関係で結ばれることはありません。

地域資源について

ぼくもクライアントさんに対して、質問の本質を逆算してつかって地域資源の価値を見出すのですが、

意識せず普通に質問したら、【この地域資源の良いところはなんですか?】になってしまいます。
これでは、クライアントさんが分かってくださればとっても柔軟なお相手。
普通だったら、美味しいとか、見た目が良いだったり、表面的なお答えが返ってきます。


クライアントさんは自信をもって商品やサービスを提供されておられます。お答えもそこに終始してしまい、それをベースに事業を組んだとしても良いものは決して生まれず、どこか使い込まれた他のところでもしている内容になってしまいます。

ぼくが質問の本質を捉えた答えを導き出す質問をするのであれば、
【その商品は、誰を喜ばせようと思い考案されたのですか】という質問をしてみると、知りたいことを的確にお答えいただくことができたりします。


今日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

編集後記

先日京都駅の伊勢丹にピカソの版画展が開催され一人で見に行ってきました。

この版画展を特に広報されておられたわけではないのですが、ピカソということだけで多くの人が来場されておられ、贅沢な時間を過ごすことができました。

地域資源の定義は人それぞれだと思うのですが、価値を明確にして伝えることが最も大事であり、そうすれば人が経済活動を促される典型であると思いました。
価値が明確になればなるほど、そして伝われば伝わるほど、人は魅了され自発的に経済活動が起こされます。

やっぱり芸術はおもしろい!地域資源との相性もばっちりだし。
日常を脱しよう!ってテーマが大事に思えます。

最後に
とっても素敵だと思えた一枚がありました。フランソワーズさんの肖像画です。


ピカソの版画展
芸術の秋ですね。触れ合う本物の数が人生を豊かにする。これは真理だと感じることができました。

著者ご紹介

 

地域資源コンサルタント 岩渕 誠

岩渕 誠 1980年11月3日生まれ 
滋賀県近江八幡市生まれ

2016年に青年会議所近畿地区協議会にて地域資源を全国ブランドにするための事業の責任者を機に、地域資源について研究を始めました。


消費理由の分析から地域からの応援に至るブランディングのメゾットを開発し、地域を盛り上げるため日々取り組んでいます。


商品開発や改良のお話しなど、ぜひ話を聞いてみたいと思っていただければ

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