地域資源のイノベーションは誰でもできる
地域資源のイノベーションは誰でもできる
地域資源をモノとして捉えず、価値やストーリーを見出し共感して、消費を産むことをぼくは『共感経済』と呼んでいます。
そして、
価値やストーリーを最大限に引き出し、感動を与えるイノベーションによる事業を『感動産業』と呼んでいます。
今日はイノベーションについて、アメリカ式のイノベーションと日本式のイノベーションの違いをご紹介したいと思います。
革新の対象
イノベーションと聞くと新しい技術を生み出すことを想像してしまいます。
しかし、エステー会長である鈴木喬氏は、日本式とアメリカ式のイノベーションの違いをこう説明します。
【日本の家電メーカーのイノベーションの“基準”は、アップルのそれとはまったく異質なものだった点にあるのではないか。日本の技術者たちは、従来にはない画期的な技術こそイノベイティブだと考えている。
しかしアップルは、たとえアナログな技術でも「これを使うと、こんな面白いことができるよね」と考えて製品を創る。それは日本の家電メーカーの技術者たちにしてみれば子どもの技術工作みたいなものとバカにするが、アップルは全然気にしない。なぜなら彼らの関心は技術の革新ではなく、「それをどう使えば人生が楽しくなるか」に興味があったからだ。イノベーションの意味がまったく違うのだ。】
ダイアモンド・オンライン 2016年2月8日
イノベーションはハッタリから生まれるのだ 参照
http://diamond.jp/articles/-/85867?page=4
この記事を読んで、感動を覚えたのを記憶しています。
技術畑ではない自分の司法書士という職業では【技術的】なイノベーションは想像すらできず、法務省や法務局から降ろされるものをただただ扱うことだけだったからです。
しかし、アメリカ式のイノベーションでは『それをどう使えば人生が楽しくなるか』という、複雑化したものを一度シンプルに捉え、価値を考えることにイノベーションを見出したのです。
スマートフォンがでる以前の携帯電話のボタン数から、今のアイフォーンはたった1つのボタンになり(今ではホームボタンすら無いんですね(笑))、とにかくシンプルにそして直感的に答えに行きつける仕様に変革されました。
つまり、携帯電話の持つ価値やストーリーに共感をし、シンプルに直感的に求める答えにたどり着ける感動を得てもらうために、徹底的にイノベートしたのでした。
地域資源のイノベーション
ここで地域資源におけるイノベーションは、アイフォーンに見出されたイノベーションのとおり、携帯電話のスペックや機能ではなく、携帯電話の持つ価値を見直し、ストーリーに共感させることで、十分潜在している地域の資源を開拓することができます。そして、価値やストーリーの伝え方に感動できる工夫を施すことがイノベーションとなります。
これは『みかた』を変えるだけであり、技術畑ではない業種にも当然該当し、みかたを変えるという費用が掛からないところが優れていますよね(笑)
ものごとをシンプルに。みかたを変えてみることから始めてみませんか。
今日も最後までお読み下さってありがとうございます!
『地域資源に共感を』
講演のお知らせ
平成30年2月は2回の講演があります。
来て下さる方に喜んでもらえるように、今から楽しみです。
2月13日(火)
守山市にて講演をさせて頂きます。
一般社団法人守山青年会議所さまの主催で講演をさせて頂きます。
テーマ『意識改革』です。
こちらは青年会議所のメンバーを対象とした講演になり、一般の方は聴講はできないそうです。
またブログで結果をご報告いたしますね!
2月17日(土)午後1時から午後1時30分
滋賀県近江八幡市のイオン近江八幡2番街2階
イベントスペースで講演をさせて頂きます。
滋賀県司法書士会さまから依頼の講演です。
テーマ『空き家のみかた』
こちらは一般の方もご参加いただけます。
良かったら、参加して下さいね。